
出典:週刊少年サンデー
12年の月日を超えて藤田和日郎(ふじたかずひろ)先生の名作『からくりサーカス』がついにTVアニメ化です!
コミックス累計1500万部の大ヒット熱血アクション名作!(連載期間 1997年~2006年)
今回は藤田和日郎先生のからくりサーカスの魅力だけでなく、本作のプロトタイプ的な短編・読切作品が収録された短編集『夜の歌』もご紹介したいと思います。
2015年、2016年に全39話で放送された『うしおととら』のアニメ化もまだまだ記憶に新しいですが、ここに来て『からくりサーカス』もアニメ化するというのはファンとして本当に嬉しい限りです。
『からくりサーカス』のあらすじ・登場人物
『からくりサーカス』に限らずですが、藤田和日郎先生の作品で特に注目して欲しいのが”悪役”と、”ヒロインの笑顔”なんですよ!!
もちろん主人公の”アツくて真っすぐな瞳の輝き”も素晴らしいのですが、悪い奴をとことん悪く!描くことによってこそだと思うんですよね。
うしおととらの黒幕・”白面の者”が変化して自衛隊関係者の所に現れたシーンなどは、もうトラウマレベルと言っていいほどのものでした。

出典:うしおととら 28巻
『からくりサーカス』の悪役に関してはかなりネタバレになってしまうので言及しません(笑)
でも、ヒロインの心の変化も見どころの一つと言ってもいいでしょう。
才賀勝(さいがまさる)
父親の死によって莫大財産を相続した少年。
腹違いの兄弟から遺産目当てに命を狙われることとなる。
逃亡中に「加藤鳴海」「しろがね」と運命の出会いを果たす。
”気の弱い、いじめられっ子”というキャラでしたが、自分の運命と闘う事で変化が訪れます
なんと、才賀勝役は今後オーディションで決定するようです!
■アニメ公式サイト
http://karakuri-anime.com/
■アニメ公式Twitter
@karakuri_anime
加藤 鳴海(かとう なるみ)
中国拳法・形意拳(けいいけん)の使い手。(作者の藤田先生も修行歴あり)
直情的な熱血漢で”人を笑わせないと生きていけない”謎の奇病・ゾナハ病にかかっています。
笑わせないと呼吸困難などの症状になってしまうため、ピエロの恰好をして人を笑わせようとします。しかし、不器用な性格の彼はなかなか上手に人を笑わせることができなくて・・・
才賀勝との出会いで大きな運命の渦に身を投じることになります。
しろがね
”勝を守護する”という使命の元で行動する冷たい美女。
彼女もまた、才賀勝との出会いで自分の運命と闘うことになる人物の一人です。
『うしおととら』の頃って、主人公の年齢上”元気な少女”が多かったのですが、”お姉さん”的な年齢の美少女も、今作できっちりと描きだしてくれたと思います。
連載当初は10代だったもので、ドギマギさせられたものですよ。
世界観・懸糸傀儡(けんしくぐつ)・自動人形(オートマータ)
物語序盤から登場するのが懸糸傀儡(けんしくぐつ)と呼ばれるからくり人形で、指輪に糸が付いた特殊な装具を装着して操り、敵を倒す兵器です。
さらに、鳴海もかかっている”ゾナハ病”をまき散らす自動人形(オートマータ)は、自分で考え、自分で動く”意思”を持った人形。
これらのデザインや、戦う時のギミック・固有の仕掛けも今作の大きな魅力の一つです。
前作『うしおととら』でもそうでしたが、このSF/科学と、怪異的なロマンを絶妙なバランスで組み合わせてくるところが藤田和日郎先生のスゴイところだと思います!
なぜそのような人形が存在するのか。
しろがねとはどういった存在なのか。
うしおととらを超える連載年数を誇る作品なので、どこまで再現されるのか。何話で構成されるのかが非常に気になる所ではありますね。
『からくりサーカス』の元になった短編作品多数収録『夜の歌』
さて、『からくりサーカス』の原作は知っている人も多いと思いますが、『からくりサーカス』の元になったお話をご存知でしょうか。
藤田先生初の短編集『夜の歌』には、「からくり」や「中国拳法」が題材の作品があり、「空手をやっている高校生が、病弱な女の子の夢を叶える」というストーリーもあります。
『からくりサーカス』にかなり近い構成の作品が多く、元になっていることは間違いありません!
こういった物語のひとつひとつが、からくりサーカスを生み出す原動力となっているのでしょうね。
メリーゴーランドへ!
『メリーゴーランドへ!』は、空手をやっている粗暴な高校生が、病弱な女の子の夢を叶えるというストーリーです。
武骨で硬派でぶっきらぼうだけど本当は優しい主人公。控えめな性格の女の子。
正に『からくりサーカス』序盤の才賀勝と加藤鳴海を思わせる組み合わせなのです。
掌の歌
『掌の歌』はかなり硬派なストーリーです。中国拳法を題材としており、形意拳の修行歴のある藤田和日郎先生ならではのストーリーと言えるでしょう。
単なる拳法によるアクションストーリーではなく、強さを求め続けることで”拳骨を作ってしまう”主人公の悲哀なども描かれています。
”強さ”とはなんなのか。誰のためのものなのか。そういったことも考えさせられる作品ですよ。
からくりの君
『からくりの君』は実は単品でアニメ化もされているほど愛されている作品で、”貞義”というキャラも登場します(笑)
戦国時代の物語で、”操り人形”4体をもって家族の仇を討とうとするお姫様と、それをサポートすることになった忍者のお話です。
『からくりサーカス』まとめ
藤田先生は、”いいお話”、”良い悪役” を作ることにかけては屈指の技術、いや、”魂”を持った漫画家さんだと思います。
初めて藤田先生の作品に触れたのは小学校の頃だったでしょうか。


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